MIYOSHI

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HIDEYOSHI DIARY

埼玉の電子機器組立及び製造工場、オリジナル防犯監視カメラや電気自動車製作のMIYOSHI社長、佐藤英吉の日記を掲載させて頂きます!

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2007年4月の日記

4月27日(金)晴れ

開発コンセプトをお話いただく。

大会社から3名来社。
始めての来社につき、全員集合。
恐縮だが、会社案内や商品紹介をしていただいた。

話の端々に、「社長はいつもこう言ってます。」
とのフレーズが入る。大きな組織にも関わらず、
会社一丸となっていることがよく分かる。

そして、お客様と近いところで仕事をされていることも。

我がスタッフは、何を感じただろうか。

外観NGのレベル合わせに時間がかかる。

中国の成型に問題あり。
中国で安く作って、日本で手直しする。
しかも、もともと安く作ることが大前提なので、
日本での手直しに予算が割けない。

悪しき、サイクルだ。

4月26日(木)晴れ

ありがたいなあ。。

埼玉りそな栗原さんから電話。
春日部にいい会社があるから紹介したいと。

先日、担当が変わるとのことで挨拶に来られたばかり。
「どういう会社とつながったらいいんですか?
どんどん紹介しますから、決まったらお金借りてください。」と。
分かりやすい。

午前は、4月新規の会社から専務が来社くださる。

この会社との出会いも、思えば不思議な出会いだ。
新しく入社の担当者が、いつも看板を見ていたのでと、
飛び込んできたのがきっかけだった。

専務のお話、種々勉強になる。

午後、日酸TANAKAにお邪魔する。
管理部長が、親切に工場内を案内していただく。

近所に2000坪の立派な工場があるとは知らなかった。
世界に誇る技術だ。

小さな何やってるか分からない会社の営業を、
親切に対応していただいた上に、重ねて押しかけた私を、
またまた御親切にお話をして、案内いただく。

「何か、つながるといいんですけどね。」
どんな会社なんだろう。こういう対応のできる会社って。
管理部長の人柄なのだろうか。会社の体質なのだろうか。

翻って、自分の会社はどうか。。。

4月25日(水)雨

春日部へ商談。

開発力、技術力はあるが、
生産量が増えるとスペースが足りない。

こういう会社との出会いを大事にしたい。

大会社はいくらでもある。

今、伸びている会社との出会いは困難だ。
ニッシン小川さんに感謝。

昼、天丼食べてから、具合が悪い。
吐き気、下痢、頭痛、腹痛。

夕方、谷本と懇談。
方向性決まる。やる気で嬉しい。

陣容は整った。

勝てる工場になっているかどうか。
5月は、勝負の月になる。

4月24日(火)雨

一日出社せず自宅にて10時間座り仕事。

夜10時過ぎ、川畑課長来て打ち合わせ。

GWは大型連休にする予定が、
それどころじゃない、
出社した上に、残業しないと回らないとのこと。

人も足りなくなるので採用してほしいと。
昨年10月以来の悩み、一旦解消か。

4.22から2日後、時の不思議を感じる。

管理職も現場に入って、現状人員で対応する方向にする。

●いよいよ試されるとき。
・皆が品質、スピード、多能性で成長したか?
・段取り、片付けが早くなったか?できる環境になったか?
・コンパクトな管理になっているか?
・納期管理を末端まで意識できるか?
・少ない人数で多くの仕事ができるようになったのか?

4月23日(月)晴れ

のん気な朝礼に、はらわた煮えくり返る。

が、そんなこと誰も気がつかない。

痛みが出てからしか、病院に行かないもんだ。
痛みがないから分からないんだ。

関、無断欠勤。2回目。

前回しっかり面談し、約束をしてくれたつもりだが残念。
辞めてもらうしかないか。

今いる20人とは、何があってもいっしょにやっていきたいと思ってきたが、
むなしい。悔しい。管理職の冷ややかな対応に憤る。

人生に苦悩する彼を、何としても救ってやりたい。

会社でできることには限界がある。
人間としてできることは無限大。

谷本の処遇について考える。
このままでいいのかどうか。

夕方、本人と懇談。本人が腹を決めることで同意。
水曜日まで。

帰社して、川畑から、ほうも、れんも、そうもないことに不満。
いったい何に挑戦しているのか。

男子ひとたび立てるなら
負け朽ち果ててなるものぞ

ヒデヨシ、お前が一人立て。

4月19日(木)やっと晴れ

営業谷本がゆく。

朝一から出て、自分で作成したリストもとに、
飛び込む飛び込む。

5社と名刺交換をしてきた。
立派なもんだと思う。

中には、MIYOSHIを知っていらっしゃる方もいた。

午前一名面接。16時までが希望。

今後、採用していくにあたりシフトの検討が必要か。。

この件、夜に管理職で打ち合わせる。

基本的に今いる20人と、
今後入社のアルバイトとをしっかり区分けすることで、
柔軟に検討して採用する方向で一致。

新規の仕事がボチボチ始まり出す。

銀行へ書類提出。あまり気持ち晴れず。

一喜一憂するなかれ。

4月18日(水)雨

「みんなもっと管理できるように、
成長してほしい。」朝礼で小林課長。

ぶちきれた。
「今の話で分かるか?
成長しなきゃいけないのは管理職じゃないのか!
作業日報?自分たちでまずやれ!
何が課題なのかも言われないで、『頑張れ、成長しろ』
で、頑張れるか?皆が成長してないとしたら管理職の責任だ!」

「昨日やったスポットの接着作業に携わった人?」
数人、手が挙がる。
「標準時間言える人?納期分かる人?」手が挙がらない。
「管理職は、何で伝えてないんだ!管理職が悪いんだろうが!」

「昨日の仕事。みんな『Q』クオリティは意識してやっていた。
何がOKで、何がNGかを理解して仕事をしていた。」
「次は、『C』コストだ。みんなは時間でいい。
何秒で1枚完成させる仕事なのか。
次に、『D』納期。いつまでに全数を終わらせないといけないのか。
これのどれが欠けても、お客さんは喜ばない。会社も喜ばない。
このシステムを段取りするのが、管理職リーダーの仕事で、
この要求に、カイゼンしながら応えていくのが現場のみんなだ。
標準時間も納期も伝えないで、何を頑張れって言うんだ!

みんなの頑張れの内容は大きく変わってる。
昨年の10月までは、余計なこと言わずに、
言われたことだけやっていればよかった。なぜか?
『C』と『D』が、タクトで管理されてたからだ。

今は違う。多品種少量をこなしていくには、
常に『Q』『C』『D』に基づいたシステムを瞬時に作って、
皆が理解して、カイゼンして、達成していかにゃいかん。

その提案を作業しながら、出していく。どんどんカイゼンしていく。
終わってみて、タバコ吸いながら振り返ってる余裕なんかないんだ!」

大要以上のような内容で、大講演会になってしまった。

営業部誕生!

一昨日夜に営業担当になってから、
昨日一日はその準備。

今朝名刺作って動き出した営業部谷本。

スケジュールは、自分で考えろ。
行くところは自分で開拓しろ。

さすが、営業担当していた谷本。
スーツ着て日報を自作して、
行き先のリストと、会社情報を調べて出社してきた。

その心が嬉しい。

いろいろ同席させる。知らないことだらけ。

案件で圧倒したい。150%の案件を抱えていないと。
4社訪問。どこまで我慢できるか。

名刺が、「すぐやる課主任」になっていた。
すぐやらないみたいだから「課長」に昇格。
訪問中の応接にて。

4月17日(火)雨

商工会・銀行への提出書類のために、
役所まわりをする。何のためか。
どこへ行こうとしているのか。

「生きるということは、
仕事をすることだ。」
波を起こさずして、何の青春か。
歴史をつくらずして、何の人生か。
何かをなせ!何かを残せ!

夜、管理職と懇談。
リーダーの成長こそ必要と思う。

「勇敢に人生ととっくみたまえ、
闘いの中に飛びこむんだ。」
「待ってちゃだめだよ」

目先の細々したことに時間が取られるが、
本当の大きな目標、夢ないと。

4月16日(月)雨

作業者羽鳥、村島同行。

セブンイレブンで買い物して、車の中で食べながら、
午後草加へ。作業指示を受ける。

組立てに関する作業指示のあり方に課題を感じる。
コンパクトにならないか。

夕方帰社。

ダンボール組立て作業が5時までに終わらず。
残り少しの仕事を残して帰る作業者。

このまま帰る訳にいかないのでと、
掃き掃除を始める、草加から帰ったばかりの羽鳥君。

そうだ、その通り。

『段取り替えは、翌日に持ち越すな。』
『散らかした現場は、作業者が片付けて帰るのは当たり前。
残業しないキャンペーンとの兼ね合いに悩む川畑。

4月13日(金)晴れ

朝礼で、昨日のメール全文を発表する。

スタッフの頑張りを他社から評価されるのは嬉しい。
本人は、もっと嬉しいと思う。

午後、羽村方面へ向かう途中電話入る。

すぐに福生へ直行。瑞穂の会社へ。
部材を積んだトラックといっしょにMIYOSHIへ。

話す間もなく、新規が始まる。

夕方は、川越商工会へ。

久々の参加だからか、何となく居心地悪い。
帰宅深夜に。

4月12日(木)晴れ

ディスカッション。

昨日、工場見学に行った8人から、
レポートが提出されたので、
それをもとにディスカッションをしてみる。

そこには、「整理整頓」「識別」「表示」
「トップマネジメント」「多能工」「環境」などなど。

「いやー、よくもここまで成長したもんだ」と感心した。

皆、見る視点が断然鋭くなった。

さて、次だ。

それが、カイゼン出来ない理由があるとすれば何か。
自分がその場所に派遣されたら、何から始めるか。
わが社を振り返った時にどうか。

約1時間たっぷりやってみた。
たまにはいいもんだと思う。

見えることと、実際にカイゼンできることの違い。
それがコンパクトでなければ、続かないこと。
忙しくなったときにもできる方法か?
結論は出ないが、頭は柔らかくなったか。

夜遅く、得意先工場長からのメールをいただく。

一部抜粋。。

『川畑さん、織田さん、及川さんは本当に一生懸命で、
見習う所がたくさんありうちの従業員にもいい影響を与えてくれたと思います。
川畑さんは質問にも丁寧かつ正確に説明して頂き大変助かりました。
今後とも宜しくお願い致します』

スタッフの対応を褒めていただくのは、何より嬉しい。本当に嬉しい。

4月11日(水)午後雨

現場の人間と、資金繰りが頭をよぎる人間と、
話がかみ合う訳がない。

でもそういう時は得てして、
現場の意見の方が正しい。
お金の論理で、軸がぶれないように。

午前、1社ご来社いただき、口座開設へ。
取締役から、鋭い視点でお話をいただく。
そのまま受け止める。格好つけても仕方ない。

午後8人で工場見学に行く。
今回は、事前にテーマを持っていった。
自分だったらどうするかの視点で、
「カイゼンの提案」を持ち帰ること。

皆、どう感じたか。

夕方、国分寺の川本社長の所へ。

月曜日に体験を伺い、始めてお会いする。

素晴らしい。ダイナミック。頑張ってる。

ちょっと、沈みがちの気分に活を入れていただいたよう。

4月10日(火)晴れ

異体同心とは、まず一人立つこと。

なすりあいでも、キズのなめあいでもない。

「俺一人でも、やってやる。」との思いに立った時、
始めて、同志が立ち上がり、ひとつになる。

まずは一人。

夜、管理職のミーティングをしていて感じる。

4月6日(金)晴れ

タイムカプセルの内容発表。

3年後工場長誕生。
2016年新社長誕生。
2017年新会社設立と書いてある。

サイボク寄って、
昼から、狭山へ8人で工場見学。

懇切丁寧に対応いただき恐縮する。

「こんなに食いついてくれると嬉しいです。」
と、熱心に質問するうちのスタッフを見て、
社長に喜んでいただく。

が、僕には不満だった。
リーダーは、もっと貪欲に学んでほしい。
意識があれば、聞きたいことは山ほどあるはずだ。

自分には、他の会社に行って知りたいことは山ほどある。
我々は、自分がまだまだ力不足であることを自覚すべきである。
こういう機会があることを、どう考えているのか。

と思って、夜になって管理職に聞いてみた。
「どうだった?」
「こういうことを、MIYOSHIに入れたらどうなるかな。」
と考えて見ているので質問にはならなかったと言う。
思ったより、いろいろ考えていたし、刺激になったようだ。

先日、ある工場見学をしに行った帰りにあるスタッフが言った。
「仕事がなくなると、5Sってやるんですか?」

僕は笑った。

そうじゃない。

ことを分かっていてほしい。

4月5日(木)晴れ

「買った方が安い」に落とし穴。

川畑、佐藤が怒られる。

全員にネームプレートをつけたいと、
ネームプレートケースを購入。
指示した川畑と、購入した佐藤の二人。

何のためにネームプレートをつけるんだ?
ハトが豆鉄砲食らってる。

「どこの会社もつけてます。」
「皆、同じ方がいいと思って。」
「お客さんに名前を分かってもらうためです。」

100万の倉庫は買うのに、
数十円のケースにケチをつける。

管理にお金と時間をかけるなというのには、理由がある。
長続きしないからだ。

時間のかかる管理は、忙しくなるとやらなくなる。
お金のかかる管理は、暇になると出来なくなる。

「手作りで格好悪くていいから、すぐに出来る事からやれ。」
本当に必要な管理は、時が経つほど深まっていくものだ。

プレートの件。
じゃあ、新人が入ったら又買うのか。
中身は誰が作るんだ。
その費用は?その人件費は?
辞めた時は誰が回収するんだ?
じゃあ、総務部や人事部をつくようだな。

それを乗り越えてでもやったほうがいいのか?

片やどんどんカイゼンをやれと言っておいて、
こういう消極的な話はブレーキをかけることになりかねないが、
それは違う。今回は、お金を使うときの意識の勉強でもある。

必要なものには、何百万借金してでも使う。
不必要なものには、10円たりとも出さない。
お金があるかないかの問題じゃない。

単なる損得じゃない。問題は、「何のためか」。ヒントは、
レスポンス、クオリティ、コストに、はね返るのかどうか。
顧客満足、利益貢献になるのかどうか。

もうひとつの問題は、
こういうことを思いついたときに言うべきなのかどうか。

やれと言えばやるし、やるなと言えばきっとやらない。
今後は、「何のため」かを自分に問え。と指導すべし。

『なんとなく嫌だな。』と思うのに、
なぜ嫌なのか分からない。分からないから伝わらない。
のに、「やれ」とか「やるな」とか言う。
現場は、怒られないようにやるようになる。
最悪の構図だ。

でも、『なんとなく嫌だな』は、経営者として一生懸命やってきてれば、
その経験の中で、結構深い意味があったりする。

管理者を育てるということが、如何に難しいことか。
自分が試されている。

午後、スポットの話あり。6人で行く。

4月4日(水)荒れ模様

大幅にレイアウト変更。

2Fの作業台を統一して左右並べる。
ストレートのラインを撤去したことで、
スペースを有効に利用できるようになった。

ベータ前を部品移動と梱包スペースとして確保。

天井には、100Vのレールを設置して、
電源をどこからも取れるようにした。

しかも、ここまでの費用発生はなし。

自分は、まったく口出しなし。偉い!

その内、自分の居場所も撤去されそう。

朝の会集合は、高麗神社。

2016年までのタイムカプセルを埋めた。

3年後、年間売上総利益高1億、9年後2億の目標。
達成なるか。

4月3日(火)晴れ


ストレートラインを撤去。

してしまった。

使用しないものは捨てる、片付ける。

4月2日(月)晴れ

「ベースなんかないよ。」

「どの仕事もスポットで、
ベースになるもんがないんですよね。」

の言葉に、先輩のきつい一言だった。

「そういう経済構造なんだ。」
「多能工だって変わるよ。
これからは、設計がラインに入るくらいの多能工だ。」

「派遣だってそうだ。
総務と製造と兼ねて入れるような派遣が強い。」

そりゃそうだ。が。。

朝礼では、下半期のスタートにあたって、
目標の確認。

企業は、勝ち負けだ。
強い会社が生き残る。
MIYOSHIは、「強い会社」にする。

今日は、5Sの一貫で、ストレートのラインを潰した。
管理職の発案で、大幅なレイアウト変更に挑戦。

そうだ!現場は、どんどん変化させよ。